【多様な人々が共存できるスポーツ】
『ボール一つあれば友達ができる』
自分自身の経験も踏まえて『フットボール(サッカー)は世界中で親しまれ、多くの人を魅了するスポーツ』です。
一概に『フットボール(サッカー)』と言っても、その派生形態にはさまざまな種類が存在します。
健常者向けサッカー
- サッカー
- フットサル
- ビーチサッカー
共存向けサッカー
- ウォーキングフットボール
障害者向けサッカー
- CPサッカー(脳性麻痺)
- デフサッカー(聴覚障がい)
- ブラインドサッカー(視覚障がい)
- アンプティーサッカー(切断障がい)
- 知的障がい者サッカー(知的障がい)
- 電動車椅子サッカー(重度障がい等)
- ソーシャルフットボール(精神障がい)
JIFF:7つの障がい者サッカーについて
一つの球を追いかける『フットボール(サッカー)』には、こんなにも種類があることをご存知でしたか?
その中でも、僕(医療従事者・運動指導者・ライフキネティックトレーナー)が魅了された『ウォーキングフットボール』は、多様な人々が共存できるスポーツだと感じています。
【ウォーキングフットボールの歴史とルール】
ウォーキングフットボールの歴史は、2011年7月にイギリスでの『高齢者の健康増進を目的』が発祥と言われており、それから高齢者だけでなく老若男女問わず楽しむことができるものとして開発され、次第に人気が広がり、現在では世界中で楽しまれているそうです。
その名の通り、プレイヤーはウォーキング(歩行)でボールを扱い、ゴールを狙う、通常のフットボール(サッカー)とは異なるルールが存在し、ユニバーサルデザインの考え方を取り入れており、誰もが気軽に参加できるように工夫されています。
JFA.jp(WFルール説明会(オンライン)より引用)
また今年(2023年)8月にはイングランドにて世界大会が開催されるそうです。
※もし関係者の方がご覧になれていたらボディケアスタッフとして帯同しますので、お声掛けください(笑
【日本での現状】
日本では普及に向けて、現在日本サッカー協会(JFA)が主となり「ウォーキングフットボール体験会」や「イベント、大会」、また「ウォーキングフットボールコーディネーター講習会」などを開催しています。
参照:JFA『ウォーキングフットボールの推進について』
コーディネーター講習会とは?
ウォーキングフットボールの日常的な場や体験会・イベント・大会などをコーディネートする人材を養成することを目的としている講習会。
(コーディネーター講習会修了者:2023年現在約100名超)
個人的に『スポーツ』という枠組みだけでなく、老客男女『健康、フィットネス』の観点からも大いに可能性を秘めていると思っているからこそ、開催されるコーディネーター講習会修了者が全国各地で約100名超ほどしか存在しないのは非常にもったいないと感じています。
そこで『ウォーキングフットボール』に強く魅了された一人の人間として、早速「ウォーキングフットボール コーディネーター講習会」へ参加を決意し、講座に出席するために参加必須であるウォーキングフットボールルール説明会(オンライン)に先日2023年3月20(月)に参加させていただきました。
松田さん、関係者の皆さん機会をいただきありがとうございました!
【ルール説明会(オンライン)での学び】
ウォーキングフットボールルール説明会(オンライン)は、平日の夜にも関わらず30名以上が参加者!
公益財団法人日本サッカー協会『47FA普及推進部普及推進グループ』松田薫二さんによるウォーキングフットボールのルーツ、日本での現状、ルール説明などをお話しいただきました。
JFA.jp(WFルール説明会(オンライン)より引用)
ウォーキングフットボールに対する理解や興味がさらに深まる中、今後ウォーキングフットボール コーディネーターとして活動した際に、参加者の様子などを考慮して必要に応じて『ルール変更・追加』をしても良いということに深く納得しました。
『ルールはあくまでも決まりでしかない』
考える力を養い、発想力を磨く。自分たちでルールを決めて遊んだ童心を思い出させてくれる、この感覚もまたウォーキングフットボールの魅力なのかもしれません。
【ウォーキングフットボール今後の展望】
先に述べたようにウォーキングフットボールは、これから多くの人を魅了する可能性を存分に持ち合わせていると思います。
その魅力を知ってもらうためにも、まず自分自身が触れてより理解を深めること、魅力をしっかりと伝えられるようになることがウォーキングフットボール、さらなる普及に繋がると信じています。
ウォーキングフットボールコーディネーターが増えることで、地域の体育施設やイベントなどでの取り組みが広がり、より多くの人がウォーキングフットボールを楽しむ機会が増えるように。
またウォーキングフットボールがスポーツはもちろん運動への障壁を下げ、そして健常者と障がい者が共にプレイする場が増えることで、社会全体でのインクルーシブな取り組みが進むことを個人的に強く期待していますし、ウォーキングフットボールであればそれらが実現できると強く思っています。
※インクルーシブ:「仲間はずれにしない、みんないっしょに」という意味
これからもウォーキングフットボールの普及活動に取り組み、その成果をお伝えしていきます。次回の『ウォーキングフットボールコーディネーター講習会』の続報もお楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに!
さいたま市(大宮・浦和・与野)を中心に、上尾、伊奈町などで活動をしています。今後定期的に活動予定もしていますので、ぜひ気軽にご連絡ください!